iPadをPCライクに使おうとして失敗した話|パソコンがパソコンと呼ばれる所以を考える

アイキャッチ画像 経験談・失敗談

「iPadをPCライクに使う」

誰もが夢に思うことです。

実際に僕もそれを夢見て、身の丈にあわない高性能iPadを買った1人です。

iPadをPCライクに使おうと意気揚々に購入した画像

ですが、結局それは定着せずに終わりました。
(現状は、まだ終わっていないのかも?と言い聞かせている状態)

すくなくとも、今はおとなしくノートパソコンで作業をしています。

では、なぜiPadはPCライクに使えなかったのか。
なぜ定着せずに終わったのか。

実際に使ってみて感じた「限界」と、もしかしたら上手く使えるかもしれない「提案」を書いていこうと思います。

iPadをPCライクに使えない要因

ではなぜ、iPadがパソコンにならないのか。

実は簡単な話で、
「パソコンにあってiPadにないものがあった」からです。

具体的には以下の4つが挙げられます。

  • マルチタスク能力
  • ファイル管理能力
  • 提供されているアプリの能力
  • 拡張性の違い

僕はこれらの要因から、パソコンにはなり得ないと考えています。
むしろ、これらの要素自体がパソコンであると逆説にすることすらできます。

次に、それぞれの要因を深堀していきましょう。

要因別で感じた限界

① マルチタスク能力

これが主な要因だと考えています。

たとえばこの記事を執筆するために、下記のアプリを開いています。

  • 記事を書くためのエディタ
  • 調べ物をするためのブラウザ
  • アイキャッチを作成する画像編集アプリ
  • 画像を移動するためのエクスプローラー

この複数のアプリを開いて並行して作業をするというのが、昨今の一般的なパソコンの使い方です。

その点、iPadは複数のアプリを作業できるほど開いておけません。
バックグラウンドという意味では開いていますが、作業するためには非効率です。

実際、アプリをいちいち切り替えるのはめんどうでしたね…

この同時処理に特化したパソコンにiPadが勝てるわけもないということですね。

② ファイル管理

これは意外と盲点でした。

パソコンでの作業では、Wordのファイルや画像ファイルを自分の意志でフォルダにまとめていました。

しかし、iPadでは大体自動でファイルが格納します。

  • 取り込んだ写真
  • 作った文書ファイル
  • ブラウザのダウンロードファイル

これらを気づいたらどこかに格納しやがります。

作業するために必要なファイルを把握できていないというのは、効率的にも悪く、結構ストレスでした。

③ iPad版のアプリが若干弱い

一部のアプリではむしろiPadOSなどモバイル向けに特化したものがありますが、だいたいはパソコンアプリの方が多機能だったりします。

特に、「使いやすい!」と言われているアプリほど、ipad版では残念だったりします。

ネットで検索しても「iPad版にはありません」という結果がヒットすることが日常でしたね…

もしかしたらアップデートで改善するということもありますが、経験上叶わなかったことの方が多いです。
(そもそも確信がない。笑)

④ 拡張性が悪い

これは一目瞭然ですね。
iPadはType-Cのポート1つしか積んでいないので、多機能なハブが必要になってきます。

  • 充電
  • データ転送
  • 画面出力

1つのポートでこれらができるのは便利ですが、1つしかないなら話は別です。
やっぱりポートが多いことに越したことはないです。

また、デバイスをつないだとしても互換性が悪いです。

マウスは何かのボタンやアイコンに近づくとカーソルが吸われたり、日本語配列のキーボードは設定が必要だったりします。
(もしかしたら設定があるのかも?)

アイコンに近づくと、カーソルが勝手に吸い付く

とにかく、「拡張させる気あるのかな?」っていうくらい、互換性が悪かったです。

欠点を乗り越えて感じた可能性

ここまで悪口のように欠点を列挙しましたが、可能性が0%かと言われるとそうではありません。

個人的には、この欠点を克服するような使い方であればタブレット以上の運用ができると思います。

具体的には、

  1. 何か1つのアプリだけを重点的に動かす作業
  2. ファイルを自分で管理・把握する
  3. 使いたいアプリを事前に調べて対策しておく
  4. 互換性を理解して、なるべく少ない互換性で使用する

ということをクリアできれば、通常のタブレット以上の運用ができるかと思います。

動画編集アプリだけで完結するように準備したり、
ダウンロードされたファイル等を自分でフォルダ分けしたり、
ネットで使いたいアプリのipad版を調べて事前に不便さを回避したり、
Bluetooth接続でマウスとキーボードを繋げて充電にのみポートを使ったり…

問題は、「パソコンになれない課題自体ではなく、それを解決するための労力が似合うか」なのかもしれません。

大体の人は、ここまでするならパソコンを買うでしょう…

結論

ここまで、個人的に感じたiPadをPCライクに使えない要因をまとめてみました。
結局、ここまでしてパソコンのように使うなら、パソコンを買った方がいいという結論になります。

個人的には、パソコンを買って効率的に作業をするのがおすすめです。
性能は置いといて、操作のしやすさはパソコンの歴史が物語っています。

最近ではパソコンで困りごとがあっても、ネットで調べればだいたい解決します。

ただし、前述した克服方法の確立やそもそもパソコンを使わないような人であれば不便は感じないかもしれません。

すくなくとも、パソコンの代わりになるかもしれないと思わせるポテンシャルがあります。

そういう意味では、iPadをパソコンのような使い方をするロマンを感じますね。
これが沼なのかもしれません。

また、仮にパソコン代わりにならなくても、iPadというタブレットの立ち位置は今では確立しているようなものです。

パソコンの代わりでなくたって、タブレットという存在は有意義です。

最後に

今回の記事は以上となります。
ここまで閲覧していただき、ありがとうございます。

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